ウコンとは?

ウコンは、香辛料、着色料、生薬として用いられるショウガ科に属する多年草植物です。
秋ウコン、キゾメグサ(黄染草)ともよばれます。英語名はターメリックといって聞いたことがある人も多いと思います。ターメリックは、カレーの香辛料として知られていますが、カレーの黄色はウコンの色です。

世界には、いろいろな種類のウコンがあります。
寒さに弱いので、日本では、沖縄県と鹿児島県などのの一部にしか自生していません。
もともとウコンはインドなどの熱帯アジアが原産地です。

ウコンは生薬として、日本でも古くから知られていました。

邪馬台国では、ウコンを染料として使ったり、卑弥呼が薬としても愛用し、中国の王にもこれを献上したと言われています。

江戸時代には、八代将軍徳川吉宗が、薬用植物の栽培に力を入れ、朝鮮人参やウコンの栽培に成功しました。やがて一般の人にもウコンの名を知られるようになりました。

江戸時代の後期には、ウコンは薬効の高い南方植物として人気を集めていたといわれています。

琉球王朝は、ウコンを不老不死の薬として栽培から販売までを独占し、厳しい管理下においていました。
王朝が滅びた後も、庶民たちによってウコンの栽培は続けられました。

沖縄の庶民にも、ウコンは万病に効くとして珍重されました。肝臓を強くする働きがあるとされ、お茶として飲んだり、料理に入れるなどして、民間薬草として利用されてきました。

また、ウコンは黄色の着色料としても使われていますが、黄色の色素成分はクルクミンです。
クルクミンは、肝臓の機能を助け、アルコールの分解するときに出るアセトアルデヒトと呼ばれる有害物質の分解を促進したり、胆汁の分泌を促進したりするといわれ、肝臓の機能を活発にする作用があるといわれています。

ウコンと呼ばれるものは、3つあり、ひとつは秋ウコンと呼ばれるウコン(ターメリック)です。もうひとつは春ウコンと呼ばれるキョウオウ。そして紫ウコンと呼ばれるガジュツです。
この3種類の中でも、秋ウコンは、他の2つよりクルクミンが多く含まれています。